きりのちはれ

やみときどきひかり

おもうがままに。

【ネタバレ】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 斜めから見るか?

(あとで推敲する.とりあえず勢いで書いた.)

観た。 ストーリーとかは全然知らなかったが、なんとなくtwitterで観測された範囲で評判があまり良くないな、という程度の認識はあった。

とりあえずざっくり、悪くなかった。 いやむしろ、個人的には主題がシンプルでとても好みだった(と、私は受け取った)。

映画の感想とかを書く時はなるべくネタバレしないように心がけているのだが、 本作についていうとネタバレなしは難しいので遠慮なく書きたい。 といってもネタバレというほどの鍵が存在する話かと言われると【?】だったが。

なお、私は原作を知らないので、もしかしたら元々の作品ではより明解な答えが与えられているのかもしれない。 だがそこはひとまずスルーして、この映画作品単体を観た感想として好き勝手述べたい。

種々の感想に対する違和感(あるいは大勢に意義を唱えるオレカッケー)

鑑賞後に見聞きした(批判的な)感想の多くは以下の2つの属性を含んでいるように感じた。

もちろん肯定的な感想もあり、それは主に文学的、なずな可愛い、という趣旨だった。 ※なずなが可愛かった点について違和感はない。

問. これはタイムリープものであるか

水泳の競争に負けたのりみちはなずなに選ばれず、 その結果なずなは何も叶えることなく母親に連れ戻されることになる。

のりみちは「もしも自分が勝っていたら」という後悔を込めてガラス玉を投げつける。 ここから場面は撒き戻り、のりみちが競争に勝った世界が始まる…。 しかしその先でも失敗し、再びガラス玉を投げつけ…。 繰り返し歪んでいく世界の先でラストシーンを迎える。

確かに場面としては時間が戻っているので、タイムリープものとも言える。 だが、果たして本当にタイムリープしていたのだろうか?

この作品にはすごく恣意的な台詞回しや演出が散りばめられていた。

  • ガラス玉の中のif
  • 「もしも俺が勝っていたら」
  • 「花火が平べったい世界なんてあるわけねーじゃん」

これらから読み取るべきは、のりみちが描いた「もしも」の話なのだということではないだろうか。 時間を遡ったとしても、花火が平べったくなる道理はないのだ。 電車の中でなずなが歌って踊って白馬の馬車で飛び立つのも、海の上を走る電車も、 「のりみちとなずなの夢のような世界」であって、時間をやり直してたどり着ける場所ではない。

のりみち自身「よくわからないけど大丈夫」だと言っている。それもガラス玉を投げる事なく、だ。 ガラス玉によって魔法が起こるのではなく、のりみちが願えばその通りになるのだ。

ガラス玉には時間を遡る力と世界を変える力の2つがある、という解釈もできる。 あるいはなずなの馬車や海の電車は、視聴者に向けたアニメーションとしての演出である、という解釈もできる。 しかしそのどちらもこの作品の雰囲気…方向性?とは随分遠くはないだろうか。 あまりに「ご都合主義的」過ぎるし、突拍子がない。 実際、世間にあふれる低評価はそこに起因していると思う。

-なずなの可愛さに免じて- この作品を楽しむ気持ちで、肯定的にそのご都合を解釈したい。 描かれていたのは「作品として都合の良い展開」ではなく、「のりみちが描いた都合の良い展開」なのだ。 その展開が、ガラス玉の不思議な力によってのりみちの体験(=異世界)となったのか、 はたまたガラス玉の煌めきの中に走馬灯のように見た、ただの妄想だったのかはわからないが。

ゆえに『打ち上げ花火、横から見るか?下から見るか?』は、平行世界を描いているかも知れないが、タイムリープを主題に据えた作品ではないだろう。

問. 君の名は。と比べるな、は妥当か?

君の名は。』と比べて、結局どうなったのかわかりづらいとかご都合主義とかそういう見解はわかる。 そしてそれらの声に対して、「楽しみ方が違うので比べるものではないよ」というのもわかる。 (「楽しみ方の違い」が少年少女の心理描写の繊細さを、という側面を指しているのだとすればなおのこと)

だが、先に述べたように、この作品がタイムリープが主題でないと捉えるとどうだろうか。

のりみちの主観として不思議な出来事は起きているが、それはあくまで彼の内面的な出来事であって、作品世界における事実ではない。

君の名は。』は、タイムリープと彗星という2つの不思議な出来事に軸足をおいた、「物語的な」作品だった。 2つの出来事に起因する大きなストーリーラインを美しい映像や心地よいテンポで描き出した名作だ。 それに対して、ご都合主義、ファンタジーに思われがちな本作の方こそ、実はなんの不思議もないただの少年の夏の日になるのだ。

君の名は。』と比べることは間違っていないと思う。 大局的にある構成に着目して、その印象の違いを感じるのはおもしろいことだと思う。 そしてその違いを認識した上で、やはりこの2つの作品の楽しみ方は違うだろう。

偉そうに自分の解釈を述べてみる。

さて、作品の楽しみ方がどうのこうのと言ったが、結局のところこの作品は何だったのだろうか。 以下の2つがこの作品の見所だったと思う。

  • 少年少女の心理描写
  • ストーリー全体を通して伝えられるメッセージ性

前者については、作品を見た誰もが印象的に感じたことと思う。 「なんでそんなことをするのか」と感じる振る舞いがたくさん描かれており、 そこに至る子どもたちの心の機微を推察するのが非常に楽しい。 一見すると意味がわからないように思えるので、直接的な表現を好む人からすると非常に遠回りで微妙に感じるだろうが。 (そしてそのあたりを指して文学的という評価なのではなかろうか)

個人的には後者のメッセージ性が非常に印象的で、素敵な作品だと感じた。

この作品から伝わるメッセージとはなんだろうか。 鍵となる要素はたくさん散りばめられているが、

「花火が平べったい世界なんてあるわけねーじゃん」

のりみちはなずなと居られるもしもの世界を思い描く。 しかしその世界を思い描く前の現実で、のりみちは明確に認識しているのだ。「平べったい花火はありえない」と。 そして思い描いた世界では平べったい花火や、明らかに異常な花火が打ち上げられる。

つまり、なずなの手を取って走り出す世界は、ありえないことだとのりみち自身が知っているのだ。 あの世界で打ち上がる花火は丸くならないのだ *1

灯台行くのやめね?普通に見ようぜ」

最後に思い描いた、歪みきった世界は、花火師が打ち上げる花火で終わりを告げる。 そう、花火師が打ち上げる花火はやっぱり丸いのだ。 そしてifの世界は砕け散る。

のりみちは最後に花火を下から見る。 「下から見る」のは「普通のこと」なのだ。

のりみちは、丸い花火が打ち上がることを、もしもの世界が砕け散ることを、「普通のこと」を受け入れる。 そんな都合の良い世界がありえないということを、認めるのだ。

砕け散るもしもと空席

砕け散ったifのガラス片の中には、たくさんのもしもの場面が映し出される。 みんなはありえないことを願い、叫び、「もしも」を見送る。

そんな中、都合の良いことは起こらない、普通のことを受け入れたのりみちが、 自らの手でなずなと居るもしも=世界を選び取った。

そして迎えた現実の世界では、なずなの空席とのりみちの不在が描かれる。

のりみちがどのような行動を取ったか、その後どうなるのかははわからないが、 なずなと居られる未来のために、「もしもあのとき」という後悔をしないために、のりみちは行動を起こしたのだろう。

一見すると 「if」が起こる都合の良い物語だが、自分はこの物語はその逆のことを伝えているように思う。 どれだけ「if」を思い描いても、現実(なずなの転校)を変えることは出来ないのだ。

「現実を受け入れ、ifなんて無いのだと理解した上で、現実で行動すること」こそが、この物語のメッセージではないだろうか?

面白かった。もう一度見ても良いかも。

*1:あと先生の胸も平面的で小さい

ここ最近読んだ本の雑な読書感想文

最近結構本を読んだので自分メモがてら。

多分ノーネタバレです。

読んでinputするだけ、というのは勿体無いしね。

inputを書けばoutputにもなる。それが大人の特権だ。

ちなみに紹介画像はamazonさんから借りてるので、

そこからポチってくれると私が10円くらい儲かって喜ぶよ!(PR)

TL;DR

一番下でおすすめしてる『蜜蜂と遠雷』ぜひ読んでほしい。

感想

それではいってみましょー

※タイトル横の()内は私評価、100点満点

殺人出産 (75点)

村田沙耶香さんの問題作…問題作だろうか?

本の構成は短編が4つか5つ入ったもので、メインは表題でもある『殺人出産』だ。

主観的に言えば残虐であったり、異常な表現が多く好みの作品とは言えなかった。

しかしこの本の主題はまさに「異常性を疑え」ということだろう。

いずれも現代の普遍的な価値観からすると異常な内容だが、

作中世界はその異常さが定着しかけているか、あるいは定着する過渡期を描いている。

一貫して、異常だと感じる私(あなた)が異常なのでは? というテーマの短編集。

率直に、常識に一石を投じ、現実を疑わせる著者の価値観は一読の価値あり。

ちなみに『清潔な結婚』のラストシーンは伝えたい事がなんなのかはよくわからなかった。

自分なりに解釈してみたものの、他の話に比べると自分でも消化しきれていない…求む解説。

チア男子 (50点)

友人の紹介で最近ご贔屓な朝井リョウさんの青春スポーツもの。近々アニメ化でしたっけ?

正直に言ってあまり面白くない…。

男子チアという題材は面白いし、チアの解説やその面白さを伝えようという意思は感じる。

朝井さんって別に文章がすごくうまいわけではないんですよね。

題材や調査力、多角的な見せ方やトリック、若者の感性を言語化する表現力はすごく好きなんですが…

「主人公を据えたド直球な青春スポーツ」に関しては、それらの能力が発揮されるわけではなくううん。

登場人物の心理描写や場面転換、盛り上げ方など、王道的な作品だとどうしても引っかかってしまう。

朝井さんはこういう王道な作品も書くんだ、という点に関してはすごく尊敬できる。

題材やストーリーがつまらないわけではないのでメディアミックスの方がもう少し期待できるかも。

原作は朝井さんファンなら読んでみてね、と言ったところだろうか。

世にも奇妙な君物語 (65点)

続けて朝井リョウさんからもう1作品。

チア男子を借してくれた友人から一緒に渡された。

こちらのほうが朝井さんらしい作品。

タイトルでお察しだが、世にも奇妙な物語のファンだという朝井さんによるアンソロジーな短編集。

世にも奇妙な物語らしいといえばらしいが、若干合理性を求めすぎている感じがしないでもない。

世にも奇妙な感は薄いし、ミーハーな見解かも知れないが、個人的には最後の短編が一番好き。

斜に構えつつもベタベタの真っ向勝負で突っ込んで行く感じ、悪くない。

夜のピクニック (75点)

恩田陸さんの代表作。だよね?

著者の母校の名物行事、団体歩行を通して描かれる物語。

起承転結があり、そこそこに抑揚があり、仕掛けがある。

トーリーの面白さや構成に関しては、ぼちぼち良作といった感じ。

物語そのものよりも、恩田さんの文章の丁寧さ、嫌味のなさが好きだったなーという印象が強い。

登場人物の心理描写が上手く、複数の登場人物の視点をきれいに描ききっていると思った。

読みやすさはピカイチ。

率先して今手に取る本でもないが、人におすすめすることには何ら抵抗のない一冊。

嫌われる勇気 (80点)

近年割りと話題になっていたような気がする啓発本。

啓発本は好きじゃないんですが…うん、まぁ物語構成で読みやすいし、内容自体は共感できるものだった。

哲学者の先生と悩める若者の掛け合いで物語が進むので、

思想が必要以上に押し付けがましくならない点が他の啓発本より好印象。

当然、著者としては伝えたい方向性があり、物語も恣意的にそちらに引っ張られる形なので、

斜に構えて読むとそこが鼻についてしまうだろうな、とは思うが。

読んでみて損はないと思う。

幸せになる勇気 (70点)

嫌われる勇気の続編、完結編。

基本的な内容・構成は一緒だが、前作よりやや具体的・直接的なテーマを扱っている…のかな。

確かに2冊合わせて読むとより理解が深まる部分はあるが、

ややくどく、また堂々巡り的な印象を受ける部分がないでもない。

嫌われる勇気を読んで共感したなら読んでみても良いと思うが、

そうでなかった人が読んでも特に得るものはないと思う。

個人的に好きな言葉はこっちのほうが多かった。

蜜蜂と遠雷 (95点)

恩田陸さんの最高傑作、だそうです。

「天才ピアニストが~」っていう紹介文だけみて、

「『4月は君の嘘』と似たような感じかなぁ」と敬遠していましたごめんなさい。

最高でした。はい。

2段組500ページという中々のボリュームながら、全く飽きることなく読み切ってしまった…。

4人のピアニストを主人公に据え、

それを取り巻く数人の視点も加えて描かれるピアニストたちの物語。

複数人物の多角的な視点で見せる心理描写というのは、

夜ピクでもそうであったように恩田さんの魅力だと思う。

だが、はっきり言ってその技量が夜ピクの比ではなかった。

音楽をテーマにした作品というと、

「天才がいて、いかにすごいかを聴衆が頑張って表現する」というものだと思っていた *1

この作品が何よりすごいと感じたのは、

「1人の主人公の演奏」に対して、他の主人公がその演奏を聴く物語が描かれることだ。

演奏している主人公はその場面において間違いなく中心にいるのだが、

「別の主人公が聴いていること」を持って物語は前へ進み、深淵へと導かれていくのだ。

「音楽の凄さ」が展開されるのではなく、

「音楽をすごいと感じる思考」が展開される…とでもいうのだろうか。

そしてその思考を持って、演奏者の凄さが間接的に、だが深み・実感を持って伝えられるのだ。

演奏する主人公の凄さと聞き手の主人公の厚みが連動して物語は進む。

登場人物たちは成長し、やがて冒頭で投げかけられた謎とも言える一文の意味が解き明かされる。

登場人物全員がとても立体的で、一人の捨てキャラも、無駄な場面もない。

すべてのシーンが見せ場で、そして美しく完結する。

とにかくこの感動を多くの人に味わってほしい。最高でした。

(まぁ色々受賞している話題作だから読んだ人も多いだろうが)。

*1:私の浅学さゆえでもあるが

年末年始に観たり読んだりした作品ランキング

久しぶりに映画や小説をわーっと鑑賞したので、

備忘も兼ねて良かったもの順に並べる。

知人の影響で朝井リョウ多め。

まずは結果をざっと。

  1. ままならないから私とあなた(小説)
  2. ポッピンQ(映画)
  3. 何者(小説)
  4. 桐島、部活やめるってよ(映画)
  5. 首折り男のための協奏曲(小説)
  6. この世界の片隅に(映画)
  7. 星やどりの声(小説)
  8. 秒速5センチメートル(映画)
  9. 僕は明日、昨日のきみとデートする(映画)

印象に残ったこととかポイントとか

ままならないから私とあなた(小説)

朝井リョウの小説。

『ままならないから私とあなた』と

短編『レンタル世界』の二本が収録されているが、

ここでは後者のみフォーカス。

音楽の道を志す主人公・雪子と

幼馴染で天才の女の子・薫の2人を軸にした物語。

物語終盤における2人の会話が非常に印象的。

善悪が明確な物語で一方に感情移入するのはままある。

しかし件の会話では一言ごとに双方に感情移入し、

二律背反的な感覚を鮮明に描き出されるようであった。

その会話を読むとき、

自身がどちらにいるのか・いたいのかを

突きつけられる人は多いのではなかろうか。

この物語はその是非を断ずるものではなく、

あくまで問いかけるものだ。

読者に判断を委ねるその姿勢が朝井リョウらしいな、と思った。

押し付けがましくないが故に、

(安っぽい表現ではあるが)自身の価値観に響くものがあった。

ちなみにこの会話の中で本編中の本当に何気ない、

ごくごく自然なとある台詞(?)が伏線として回収されるのだが、

なんかもうぐうの音も出ない。

首に冷たい刃を添えられるような感覚。すごい。

ポッピンQ(映画)

www.popin-q.com

こちらは東映60周年記念プロジェクトのアニメ映画。

キノの旅サモンナイトで同じみ

黒星紅白がキャラクター原案を担当。

異世界に迷い込んだ女の子たちが

ダンスで世界を救うファンタジー作品。

昨今の作品が高い評価を得るには、

伏線や抜け目ない構成による思慮深さ・興味深さ…

interestingな面白さが過剰に求められると感じる*1

すごく穿ったことを言うと、玄人ぶれる作品がウケる、みたいな。

本作はそんな風潮を正面から吹っ飛ばしてくれる*2

伝えたいことを真正面から恥ずかしげもなく示してくる。

端的に言えば「子供っぽい」のかもしれないが、

それを大人が楽しめるだけの映像・音楽・演技で魅せてくれる。

賢ぶる必要なんて全くなくて、

ポップでキラキラで可愛い映像を楽しみ、

ダンスが、仲間が出来上がっていく成長を楽しみ、

ちょっとだけ泣ける物語とメッセージを楽しむ。

とにかく素直に楽しめばいい。

アニメかくあるべし、なんて感じた作品。

何者(小説)

こちらも朝井リョウの小説。

2016年秋に映画化もしているがそちらは未視聴。

就職活動中の男女6人の物語。

ミステリー作品ではないのだが、

登場人物から投げかけられる問いかけや、

物語に秘められた背景を想像しながら読む感覚は、

まさしくミステリーのそれである。

最後の場面が見せ場であるのは間違いない。

が、物語の端々に綴られる主人公・にのみやたくとの思考…

というか、その思考を理解しやすい文章に落とし込む

朝井リョウの「言葉にしづらい感情を言語化する力」

には素直に感嘆してしまう。

桐島、部活やめるってよ(映画)

こちらも朝井リョウ原作の作品。

自身の映画を理解する力が足りないのもあるが、

おそらく原作小説で読んだほうがより楽しめたかな、と思った。

この世界の片隅に(映画)

第二次世界大戦中の広島を描いたアニメ映画。

クラウドファンディングによって予算を集め、

わずかな上映館からじわじわと人気が拡大している話題作。

わりと引っかかるところ無くツルっと観てしまったが、

気付けば2回ぐらい涙ぐんでいた…。

そんなに感情移入していないつもりだったけど

なにか響くものはあったんだろうか…。

語彙力が足らないのでこんなところ。

首折り男のための協奏曲(小説)

伊坂幸太郎による、殺人鬼・首折り男で結び付けられた連作集。

個々のストーリーは伊坂幸太郎らしくて楽しめた。

だがなんというか…全体として一つの作品まとめたことについては、

正直うーんという感じだった。

過去作品とのリンクも沢山散りばめられているらしいが、

自分が伊坂幸太郎を網羅的に読んでいない事もあってなんとも言い難い。

そして各ストーリーのリンクはすごく恣意的で、どうにでもなる感じ…。

個人的には、その結びつき自体を素直にフィーチャーした

フィッシュストーリーのほうがとても好き。

むっちゃ適当な思いつきを述べるなら、

ゴールデンスランバーに対するモダンタイムス、

みたいな対比を意識して2作を読むと面白いのではないだろうか。

適当です。

星やどりの声(小説)

またまた朝井リョウの小説作品。

喫茶・星やどりを取り巻く家族と人間関係の物語。

朝井さんらしい仕掛けはありつつも、

こういう優しいストーリーも書けるのね、という感想。

つまらなくはないが、もっとグサリとえぐりに来る物語のほうが好き。

秒速5センチメートル(映画)

君の名は。でおなじみ新海誠監督の定番作品。

10年くらい前の作品だが安定の映像美である。

しかしストーリーやキャラクターにこれと言った深さなどはなく、

正直、引っかかるところがなかった…

まぁ時間も短いからしょうがない部分はあるが。

監督はこういう作品が作りたんだろうなぁ(小並)。

僕は明日、昨日のきみとデートする(映画)

福士蒼汰と小松菜々が演じるラブストーリー。

物語の根幹にある秘密が存在している*3

斜に構え過ぎかもしれないけど、

「こういう設定あったら泣けるんじゃね?」

というジャストアイデアに無理やりその他の要素を

とってつけたような印象が強すぎて…。

こういう作品では背景の完成度・抜け目なさが重要だと感じるのだが、

この作品では根幹の秘密以外が適当すぎて、

正直「泣かせるために作りました!」感を受けて冷めてしまった…。

映画の2時間という枠に縛られない、

原作小説ではもう少し作り込みがあるんだろうか?

*1:朝井リョウの作品を先に挙げておいて何を、という感じではあるが

*2:ある一つの要素については伏線となっているが、これは物語の本質に関わるものではなく、かつ観た人全員がすぐに理解できるものだ

*3:タイトルで分かる気がするが

『君の名は。』の感想を書きたくなった、という話

私は映画…というかアニメやドラマなど、創作の物語の映像が好きな方だと思う。

しかし、感想を言語化することは基本的にない。

だが今回、『君の名は。』を観て、どうしてかとてもその感想を伝えたいという気持ちになった。

せっかくなので自己分析を兼ねてその良さを綴ってみようと思う。

なお、この文章ではCMや予告から読み取れる以上のストーリーには触れないつもりだ。

まだ作品を見ていない人にも、既に見た人にも、自分の抱いた感動を伝えられると嬉しい。

前段① 映画の何を楽しむか

一体映画の何を楽しみにして観ているのだろうか?

ストーリーの良さ、声優さんの演技、映像の美しさ、音楽、話題性、キャラクターの魅力、題材との縁(例えば地域や時代)、その他制作者への愛着…
楽しみ方は十人十色だろう。

私が「ああ、いい映画だったな。面白かったな。」と感じるとき、

あるいは「この映画を観たい!」と思うとき、

どのような要素を中心に据えているか。

過去の自分の感想を振り返ってみると、

  • ストーリー
  • 映像の美しさ
  • キャラクターの魅力

であることが多いような気がする。

勿論それ以外の要素も楽しさ・感動に資することはあるが、中心ではないように感じる。

前段② なぜ普段、感想を綴らないのか

実はこのブログの下書きにも、書きかけの映画の感想が沢山存在している。

しかしそのどれも、書き上げて、公開することができなかった。

どの映画の感想も、書いている途中で自分の中で陳腐化してしまうのだ。

たとえばストーリーが素晴らしい映画を見た時、

そのストーリーの素晴らしさを主題とした感想を抱くわけだが、

では果たしてその感想は、本当に『映画』に対して抱いた感想だろうか?


原作小説を読んで同じような感想を抱く自分が想像できてしまうと、

『映画』として本当に素晴らしかったか、自分の中の感覚が揺らいでしまうのである。


これは、映像の美しさやキャラクターの魅力についても同様だ。

その作品が漫画で、小説で、ドラマで、ゲームであったとして、

本当にその『映画』が素晴らしいと感じられるだろうか?

その作品の感想を自分の中で整理するうち、特別な作品が、特別でなくなってしまうのである。

君の名は。』の何が良かったのか

さて、前置きがとても長くなってしまったが結局『君の名は。』の何が良かったのか。

一言で表すなら『映画固有の表現力の高さ』だと思う(一言か?)。


この作品は世間でも大変な盛り上がりを見せており、

感想自体は色々なところで見ることができると思う。

などなど、評価されている点を挙げるとキリがない。

しかし私個人の感想としては、

その一つ一つが飛び抜けていたかと言われると、そのようなことはないのでは?と感じる。


どれも満足の行くレベルにあり、特に映像については圧巻といえるだろう。

だが個々の点に注目するならば、もっと優れた作品は他にもあると感じた。

現実と非現実の挟間

たとえば映像美について「実写みたいってそれ実写のほうが綺麗でしょ」という意見を目にする。

映画を見る前の自分もそう思っていたし、見た今でもその意見が間違っているとは思わない。

主人公の演技についても、どれだけ賞賛されていても、

声の出演という一分野に限ればもっと上手い人は居る。


キャラクターも、ストーリーも、音楽も、どれもそうだ。

ならばなぜこの作品に限ってこんなにも自分の中で印象に残ったのか。


その答えこそが『映画固有の表現力の高さ』だ。

登場人物たちの容姿も人間性も、そして演技もどれも決して完全無欠なものではない。

「主人公らしさ」なら、絶世の美男美女で、善人で、演技力も高ければ高いほど良いだろう。

だがこの作品の登場人物たちはそうではない。どこか生々しい人間らしさを感じさせるのだ。


そしてその周囲にはまるで写真のような、見知った土地が描かれる。

見知った景色でありつつも、現実では一瞬で消えてしまう美しい一瞬を捉え続ける。


その中に、この作品の等身大の登場人物たちが暮らしている。


現実のようだ、こんな事もありそうだと感じる反面、現実では決してありえないとも感じる。

この現実と非現実の境界線上に居るような浮遊感が、

新海誠という人物の描く世界の魅力なのではないだろうか。

溢れだす情報量

もう一つ、この映画の演出として感動につながった(気がする)要素を挙げたい。

それは、情報量の多さだ*1

この作品には二人の主人公がいる。

都会の少年・瀧と田舎の少女・三葉だ。

環境も性格もまるで異なる二人の精神が入れ替わりながら物語は進む。

あるときは入れ替わった自身の状況を知らない三葉としての視点で。

またある時は同様に自身の状況を知らない瀧の視点で。

そして時には二人の状況を同時進行で。

断片的な情報を交互に与えられたり、過剰な情報を与えられたりする。

登場人物の数も少なくない。

どの場面も人物毎の立場でみるとごく自然なのだが、

両方を見守る観客の立場としては、少々疲れるスピード感と行っても過言ではない*2


これが普通の映画なら*3

まず間違いなく不満に感じた自信がある。

だがこの作品でそうは感じなかった。


頻繁に切り替わる場面と等身大の主人公2人から溢れる情報と感情。


これに、先に述べた浮遊感のある映像と、王道なストーリー、沢山の魅力的な音楽

すべての要素が重なることで、他の媒体では作り得ない

『片時も目が離せないエンターテイメント』として仕上がっていたと思う。

おわりに

これからこの作品を観ようという人がいるならば、

「作品全体を、素直に楽しんでください」

と伝えたい。

無論、何を楽しむかは個人の自由だ。特定の要素にこだわって批評するのもよいだろう。

しかし私は、個々の魅力を楽しみつつも、

全体として過剰とも思える情報と映像美に流されて味わう不思議な感覚の中にこそ、

この作品の最大の魅力があると思った。


君の名は。』はいいぞ。


もう一周見に行こっと。

*1:奇しくも数日前に見たシン・ゴジラでもこの点が取り上げられていて、これが今年のトレンドなのだろうか…などとも思った。

*2:CMでおなじみに「入れ替わってる!?」の辺りとかもまさに。

*3:普通の映画の定義とかそういう難しい話はやめてね

2015年にやったことを羅列する

引っ越した

勉強した

  • システム監査落ちた
    • 論文つらい
  • セキュリティスペシャリスト取った
    • 論文ない

転職した

  • 渋谷to渋谷
  • ぺちぱーすからーtoぱーらーるびーすと
  • 530万から630万になったのかな

旅した

  • 城ヶ島公園
    • 歩いて。横須賀から。
    • 初日の出を見に(見えなかった)。
  • フィンランド
    • 初海外
    • 初北極圏
    • 自己最北端記録更新
  • 名古屋
    • 3回くらい行った気がする…
  • 岐阜
    • 瑞浪市には女の子の化石の萌えキャラがいるそうです(混乱)
  • 長野
  • 山梨
  • 沖縄
    • 台風やばい
    • 自己最南端記録更新
  • 北海道
    • 2年ぶり?くらいにくしろ
    • ひさびさっぽろ
    • 洞爺湖
      • 円盤はいませんでした
  • パプアニューギニア
    • 乗り換えだけ
    • 初南半球
    • 調べたらめっちゃ怖い国だった
  • オーストラリア

その他

  • 走った
    • 288.46km
      • 昨年の70%...サボりすぎた
  • 今年もそこそこ写真撮った
    • 別記事で整理しよう
  • モンハン買った
  • スプラトゥーン買った

昨年よりは仕事が忙しい一年だったかな。 達成した!という感じのことがなかったので来年は頑張ろう。

来年はなんか少しくりえいてぃぶなことをしたいかもしれない。

夏が終わったので冬の国の思ひ出を綴るよ②

フィンランドの思い出話のつづきです。

ヘルシンキを出るところから。

ノルウェー・エアシャトルでラップランドのロヴァニエミへ向かいます。

搭乗カウンター付近で日本語が聞こえるなーと思ったら、

同じくロヴァニエミへ向かうという一家がいらっしゃいました。

どうやら同じ現地ツアーに参加するようだということで少し盛り上がるなど。

ロヴァニエミ

ヘルシンキから約1時間半のフライトで、サンタクロースの街ロヴァニエミへ。

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空港がものすごいクリスマス感。

ヘルシンキよりかなり小さな街ですが、思っていたより田舎ではありませんでした。

余談ですが首都から北へ1時間半のフライトで到着する街、

というイメージがすごく地元に重なります*1

なんか馴染めそうな気がします。

さっそくホテルへチェックインしようとしたところ

「部屋の掃除が終わってないから1時間位潰してきて欲しい」とのこと…えええ…。

仕方がないのでホテルの目の前にある世界最北のマクドナルド*2で軽く腹ごしらえ。

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そこから歩いて北極圏博物館アルクティクムへ。

向かう途中で地図を片手にキョロキョロしていたら、ここでもお婆さんが話しかけてくださった。

日本からの観光客が多く、日本人の案内は日常茶飯事なんだとか。

アルクティクム

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アルクティクムは天井一面がガラス張りになっている、なんかすごい博物館です(KONAMI)。

受付のおばちゃんは気持ち程度に日本語を話すことができ、館内の案内図も日本語版があります。

展示の内容はまさにTHE博物館という感じで、

ラップランド地方の成り立ちや動植物、民族衣装や生活様式に関する展示がズラリ。

もう少ししっかり英語が読めればなーという感じでした。

しかし建物自体がとても綺麗で、歩いているだけで楽しいのがアルクティクムの特徴です。

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かわいい。

オーロラツアー moimoi号

19時ころにホテルのロビーに集合し、ロヴァニエミのオーロラツアー(moimoi号)に参加します。

空港で歓談したご一家も集合場所が同じホテルだったようで、再びお話させていただくなど*3

受付を済ませ、いざバスへ。

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その日は参加者が多く40名前後の大所帯でロヴァニエミ北西40km程度の湖へ向かいます。

約1時間の道中は日本人ガイドさんがオーロラやロヴァニエミ知識を

こなれた感じに説明してくれます(半分寝てたけど)。

湖に到着するとすでにオーロラが出ているということで盛り上がる一団。

自分も人生初オーロラにテンションが上がりまくりです。

雲と見分け付かなかったというのがよくある感想らしいのですが、

夜空を見上げ慣れているおかげかぱっと見でオーロラだと認識できてなんか嬉しかったです。

確かに写真なんかより白っぽいですが、白緑なので明らかに雲とは違う感じ。

すごく不規則に動きます。

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狐火っぽさ*4

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会心の自撮りでにっこにっこにー。

私のカメラを覗き込んだ方々から、撮り方を教えてほしいという光栄なお願いがちらほら。

さらには新婚旅行中だというご夫妻から記念写真を撮って欲しいとのお願いまで…!

とても良い写真が撮れた(つもりだ)から自慢したいところなのですが、

プライバシーに関わるので失敗したやつだけ載せておきます…。

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温度差の関係で写真を撮ることはできなかったのですが、

moimoi号のツアーではコタという大型テントを拠点に観測を行います。

コタに用意されたココアや紅茶、ビスケットが冬ならではの美味しさという感じで、

オーロラ観測にとどまらない楽しさが味わえるのでおすすめです*5

そんなこんなで2時間ほどの鑑賞を終えてホテルへ帰還しました。

ロヴァニエミ市街

翌日はサンタクロース村を経由して最北の町サーリセルカへ向かいます。

けどちょっとその前に市街を散策。まずはふらりと町の中央の広場へ。

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案内板に北極線が。というか案内板超おしゃれ…。

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ロヴァニエミのシンボル・ろうそく橋(ちなみに午前10時頃ですがやっと朝焼けの時間)

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アングリーバード公園(笑)

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リスさんが!ロヴァニエミ教会裏の森です。

ひとしきり街なかを堪能したところで、サンタクロース村へと向かいます。

駅前でバスに乗車して揺られること30分くらい。

サンタクロース村

北極線の真上に位置し、サンタクロースの住む村です。

サンタクロースと写真を撮れたり、サンタクロースの郵便局があったりします。

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すごく…道の駅です…。

個人的に道の駅大好きなので褒め言葉なんですが、

高速道路に面していたり、その土地の名物を売っていたり…うん、とても可愛い道の駅ですね。

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北極へログインしました。

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トナカイ。仲間の毛皮を引かされ彼は何を思うのか…。

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東京まで7340km。

サンタさんとの記念撮影を経てサンタクロース村を後にします。

サンタクロース村からサーリセルカまではバスで約4時間。

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世界の果てを感じるバス停で、1時間遅れのバスに命の危険を感じながら

いよいよ最北の町サーリセルカへ向けて出発です。

つづく。

*1:釧路市

*2:実は1年ほど前に更に北に店舗ができて最北でなくなったらしい

*3:予約サイト上では明記されていないが、集合場所のホテルは宿泊先と関係なしに選べるらしい。割高なホテルとらなくても良かったのか…。

*4:オーロラは現地の言葉でレヴォントゥレット=きつねの火というらしいですよ。

*5:自分は撮影に夢中でほとんど味わえませんでした

夏が終わったので冬の国の思ひ出を綴るよ

日毎に涼しくなりゆくこの季節、

皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

私におきましては半年前に書きかけた冬の国の思ひ出を仕上げながら、

冬への恋しさを募らせようかという次第にございます。

はてさて、思い起こせばあれは余寒厳しき2月の事…

オーロラを見たいという欲求を抑えきれずにふらりとフィンランドへ参りました。

ヘルシンキ

入国審査後の流れに乗って荷物を受け取りそそくさとヴァンター空港を出ると

目の前にヘルシンキ中央駅行きのバスがあったのですかさず乗車。

チケットとかよく分からなかったがとりあえずvisaカード出したらよしなに乗れました(6€)。

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ヘルシンキ中央駅からトラムで10分弱の場所にあるテンペリアウキオ教会へ向かいます。

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つづりが英語と違うので停留所名を確認するのもなかなか大変だなぁと思いながら

目を細めて地図とにらめっこしていたら、次の停留所で乗ってきたご婦人がすぐにお声がけ下さった。優しい。

地図を指差しつつたどたどしく説明すると、ご婦人の旦那様が懇切丁寧に教えて下さった。

謝辞を述べると「ドーモドーモ」というまさかの返答。日本語通じるの…。

テンペリアウキオ教会

この教会は岩の教会と呼ばれており、その名の通り岩山を繰り抜いたドーム状の教会です。

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外観は市街地にある高さ数メートル程度の岩山なのですが、中に足を踏み入れると荘厳さに圧倒されます。

純日本人、特に宗教と縁遠い北国の生まれの私なので、

実は本格的な教会というものに足を踏み入れたのは人生初です。感慨深い(小並感)。

ヘルシンキ大聖堂

再びトラムに揺られて駅の反対側へ。

日没を迎えた17時半過ぎ、大聖堂の拝観時間終了間際ということもあって人の姿はまばら。

なんかこう、叙述的にすぎる気もするけど「闇夜に浮かび上がる純白の教会」でした。

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白い、美しい、大きい(KONAMI)。

テンペリアウキオ教会とは打って変わって、

ヘルシンキ大聖堂は社会の教科書やテレビで見るようなTHE教会という感じです。

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スオメンリンナ

世界遺産にもなっている城塞跡地の島。

スオメンリンナ島へはヘルシンキ大聖堂から徒歩5分ほどの船着場から

フェリーに乗って15分ほどで行くことができます*1

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島についた頃にはすっかり日が落ちていたので、コンビニで食料を調達して宿で就寝。

朝一で起きて島内観光へ…出たのはいいもののあいにくの曇り空に強風…。

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町の至る所に大砲があって、その周りを小学生やおばさんが歩いているという独特な風景が見られます。

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戦時中にタイムスリップしたかのような町並みです。

ひとしきり観光したところで、北上するために再びヘルシンキ市街へ戻ります。

ウスペンスキー大聖堂

船着場のすぐそばにあるロシア正教の教会です。

ゴテゴテした感じで、ヘルシンキ大聖堂とはまた違った趣きのある教会。

前日は既に拝観時間を過ぎていたのでリベンジ。

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ごちゃごちゃ。

この後も軽く街なかを散策しつつ再びヴァンター空港へ。

いよいよオーロラ観測値であるラップランド地方へ向かいます。

つづく。

*1:ちなみにヘルシンキではフェリーも普通の公共交通機関の一つなので、トラムと同じチケットでそのまま乗れます