夏が終わったので冬の国の思ひ出を綴るよ②
フィンランドの思い出話のつづきです。
ヘルシンキを出るところから。
ノルウェー・エアシャトルでラップランドのロヴァニエミへ向かいます。
搭乗カウンター付近で日本語が聞こえるなーと思ったら、
同じくロヴァニエミへ向かうという一家がいらっしゃいました。
どうやら同じ現地ツアーに参加するようだということで少し盛り上がるなど。
ロヴァニエミ
ヘルシンキから約1時間半のフライトで、サンタクロースの街ロヴァニエミへ。
空港がものすごいクリスマス感。
ヘルシンキよりかなり小さな街ですが、思っていたより田舎ではありませんでした。
余談ですが首都から北へ1時間半のフライトで到着する街、
というイメージがすごく地元に重なります*1。
なんか馴染めそうな気がします。
さっそくホテルへチェックインしようとしたところ
「部屋の掃除が終わってないから1時間位潰してきて欲しい」とのこと…えええ…。
仕方がないのでホテルの目の前にある世界最北のマクドナルド*2で軽く腹ごしらえ。
そこから歩いて北極圏博物館アルクティクムへ。
向かう途中で地図を片手にキョロキョロしていたら、ここでもお婆さんが話しかけてくださった。
日本からの観光客が多く、日本人の案内は日常茶飯事なんだとか。
アルクティクム
アルクティクムは天井一面がガラス張りになっている、なんかすごい博物館です(KONAMI)。
受付のおばちゃんは気持ち程度に日本語を話すことができ、館内の案内図も日本語版があります。
展示の内容はまさにTHE博物館という感じで、
ラップランド地方の成り立ちや動植物、民族衣装や生活様式に関する展示がズラリ。
もう少ししっかり英語が読めればなーという感じでした。
しかし建物自体がとても綺麗で、歩いているだけで楽しいのがアルクティクムの特徴です。
かわいい。
オーロラツアー moimoi号
19時ころにホテルのロビーに集合し、ロヴァニエミのオーロラツアー(moimoi号)に参加します。
空港で歓談したご一家も集合場所が同じホテルだったようで、再びお話させていただくなど*3。
受付を済ませ、いざバスへ。
その日は参加者が多く40名前後の大所帯でロヴァニエミ北西40km程度の湖へ向かいます。
約1時間の道中は日本人ガイドさんがオーロラやロヴァニエミ知識を
こなれた感じに説明してくれます(半分寝てたけど)。
湖に到着するとすでにオーロラが出ているということで盛り上がる一団。
自分も人生初オーロラにテンションが上がりまくりです。
雲と見分け付かなかったというのがよくある感想らしいのですが、
夜空を見上げ慣れているおかげかぱっと見でオーロラだと認識できてなんか嬉しかったです。
確かに写真なんかより白っぽいですが、白緑なので明らかに雲とは違う感じ。
すごく不規則に動きます。
狐火っぽさ*4。
会心の自撮りでにっこにっこにー。
私のカメラを覗き込んだ方々から、撮り方を教えてほしいという光栄なお願いがちらほら。
さらには新婚旅行中だというご夫妻から記念写真を撮って欲しいとのお願いまで…!
とても良い写真が撮れた(つもりだ)から自慢したいところなのですが、
プライバシーに関わるので失敗したやつだけ載せておきます…。
温度差の関係で写真を撮ることはできなかったのですが、
moimoi号のツアーではコタという大型テントを拠点に観測を行います。
コタに用意されたココアや紅茶、ビスケットが冬ならではの美味しさという感じで、
オーロラ観測にとどまらない楽しさが味わえるのでおすすめです*5。
そんなこんなで2時間ほどの鑑賞を終えてホテルへ帰還しました。
ロヴァニエミ市街
翌日はサンタクロース村を経由して最北の町サーリセルカへ向かいます。
けどちょっとその前に市街を散策。まずはふらりと町の中央の広場へ。
案内板に北極線が。というか案内板超おしゃれ…。
ロヴァニエミのシンボル・ろうそく橋(ちなみに午前10時頃ですがやっと朝焼けの時間)
アングリーバード公園(笑)
リスさんが!ロヴァニエミ教会裏の森です。
ひとしきり街なかを堪能したところで、サンタクロース村へと向かいます。
駅前でバスに乗車して揺られること30分くらい。
サンタクロース村
北極線の真上に位置し、サンタクロースの住む村です。
サンタクロースと写真を撮れたり、サンタクロースの郵便局があったりします。
すごく…道の駅です…。
個人的に道の駅大好きなので褒め言葉なんですが、
高速道路に面していたり、その土地の名物を売っていたり…うん、とても可愛い道の駅ですね。
北極へログインしました。
トナカイ。仲間の毛皮を引かされ彼は何を思うのか…。
東京まで7340km。
サンタさんとの記念撮影を経てサンタクロース村を後にします。
サンタクロース村からサーリセルカまではバスで約4時間。
世界の果てを感じるバス停で、1時間遅れのバスに命の危険を感じながら
いよいよ最北の町サーリセルカへ向けて出発です。
つづく。